◆弁理士・特許技術者の仕事内容
弁理士は、特許や実用新案、意匠、商標等の知的財産権に関する手続を代理することができる国家資格保有者であり、依頼者の立場に立ってこれら権利の取得を支援したり、権利を巡る紛争を解決したりする高度な専門性を有する職業です。弁理士の業務は多岐に渡りますが、以下の3つが代表的です。
①特許出願明細書等の出願書類の作成及び出願業務
②特許等の出願案件に関する中間処理業務
③特許権等に関する評価、鑑定、訴訟、コンサルティング業務
また、知財業務はグローバルに展開されることが多く、日本国内のみならず、米国、欧州、中国をはじめとする世界各国での権利の取得及び活用が求められています。このため、弁理士には、語学力のみならず、世界各国の法制度や知財実務に関する深い専門知識も要求されます。
特許技術者は、主に上記①、②の業務に関して弁理士をサポートする職業であり、資格未取得である点で弁理士の卵であるといえます。とはいえ、これら業務を行う上で、特許技術者には弁理士と同レベルの高度な専門知識と能力が要求されます。